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2008年9月20日 (土)

本当のエコ番組

みなさん知っての通り、最近の地上波、特に民放はほとんど見る価値もない番組ばかりです。

とにかくお笑い芸人の寄せ集め
芸能人の個人的な話題中心のトーク番組
脳トレ・常識系クイズ番組の氾濫
イヤらしいCM入りの手法
くどいCM明けの手法
バレーボールでジャニーズの歌
スポーツ中継でキャスターにタレント起用
女子アナの芸能人化
ジリ貧視聴率でも往生際の悪い巨人戦中継
世論誘導が露骨なニュース番組

ざっと羅列してこんなもん。ひどいありさまですね。最近ではテレ東の旅番組が一番静かで心地よく感じてしまうほど。それとも自分が歳とった証拠なのでしょうかね。(笑)
今ではCSを3チャンネル契約して視聴しています。はっきり言ってこれで十分だし、それ以上TV視聴に時間を割く気もありません。好きな時に好きな番組だけ見ればいいんです。

さて私が待ち望む番組は、個人的趣味で申し訳ありませんが「自然科学番組」です。
とりわけ哺乳類を除く水棲生物の映像にはワクワクします。
この手の番組って、なんとか定期的に放映されていると思うのですが、その大部分が海外での撮影ばかりですね。
いいかげんウンザリ1位が「ザトウクジラ」、2位が「グレートバリアリーフ」、3位に「南北両極の動物」、4位に「美しくも神秘的な深海クラゲ」ってところでしょうか。

まぁ自然ドキュメンタリー番組だから、もちろんやらないよりやるほうがマシなのですが、「エコ」なるものが巷で声高に叫ばれている昨今、個人的にはちょっと的外れな気がします。理由はこうです。

遠い異国の美しい海や色彩豊かな生物は、所詮は現実からかけ離れた別世界にすぎない。

おそらくビジュアル的にも視聴率を取れるのでしょう。色彩溢れる映像を見れば子供も女性も、もちろん成人男性だって感嘆の声を上げます。それはわかります。しかし、

ザトウクジラを守るのに、今すぐ出来ることって何でしょうか?

グレートバリアリーフの珊瑚を守るために、我々日本人はどうすればいいでしょうか?

これはピンと来ませんね。それどころかむしろ偽善のようにも聞こえます。所詮は漠然とした他所の話なんです。もっと乱暴に言えば対岸の火事かもしれません。

では視聴者のエコ意識を喚起できる被写体とは何でしょうか?

それは

「日本の海」

「日本の川」

「日本の山」

「日本の田園風景」

だと思います。

きわめて身近な自然を、生物を、取材対象にするべきです。

例えば郊外を流れる小川にカメラを入れれば、大小多種多様な生き物がいるはずです。いや都市の河川だって馬鹿に出来ません。中には絶滅危惧種や準絶滅危惧種もいるでしょう。それを見た子供たちはどう思うでしょうか。こんな身近にたくさんの生き物が生息している現実を見れば、大多数が「自然を守らなくてはいけない」と感じるはずです。大人だって同じだと思います。

そこで「どうすれば守れるのか」と考えるでしょう。毒物や富栄養化につながるものを流さない、ゴミのポイ捨てはやめよう、護岸整備に疑問を感じる・・・など、方法はいろいろありますが、いずれにしてもより現実的に捉えるようになるのではないでしょうか。

他にも「アジ、サンマなどの生態を撮影」なんていうのもどうでしょうか。
これも身近で大変現実味のある題材だと思いますし、普段食用にしている生き物の生態を知るのは、子供や主婦にとっても大変新鮮で興味深く勉強になるはずです。おそらくアジやサンマを見る目が変わるでしょうね。

日本産クワガタムシを捕まえたこともない子供が、昨今のブームでやたらと外国産クワガタムシに詳しかったら、それは順番が違うだろうと滑稽に思えます。
同じように、外国の珊瑚礁のキレイな魚はよく知っているけど日本の海はよくわからない・・・ということにもなりかねません。

一応NHKあたりでは、定期的に国内の自然を題材にした番組を放映しているようですが、まだまだ不足に思えます。余談ですが以前東京湾や多摩川の生物回復を紹介した番組を見たときは、大変感銘を受けました。

「環境保護意識の第一歩は、老若男女問わず、まず身近な自然を知ることから」

メディアも視聴者も、美しさにばかり気を取られてはいけないと思います。

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