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2008年9月12日 (金)

ウナギ釣り 実釣編

では実際に釣ってみましょう。ポイントには日没前に到着し、あとは投入するばかりにするのが理想です。

コンディションと時間帯
ウナギに限らず、魚がよく釣れる時間帯のことを「時合い」と言います。もともとは株式市場用語なのだそうですが、釣りではよく使われる言葉として定着しています。一般的にウナギの時合いは日没後30分頃から始まり、2時間程度で終わると言われています。あくまで経験上の話ですが中流域にも当てはまるようで、日没後2時間を過ぎると、エンピツやメソ(小型のウナギ)は釣れますが、60㎝以上の良型が釣れるのは稀です。もし釣れたら必然ではなく偶然だと思うべきでしょう。
ウナギは濁りを好むので、雨後は好機です。こんな日は通常より早めに時合いがやってきますので、日没前から投入するべきです。
いずれにせよ、ねばっていい結果が出るのは滅多にありません。サッと行ってサッと撤収。良型が1本でも釣れればラッキー…ぐらいの気持ちで臨むべきです。

仕掛けの投入
日中のウナギはストラクチャーを好みますが、夜はエサを求めて広い範囲に出歩くようです。したがってどこに投げても釣れますが、中流域で実績があるのはやや水深のある緩い流れの、流心の脇です。また瀬尻から淵にさしかかったところも良いでしょう。
投入後にオモリが流されるのも計算に入れて投げます。流心に投入してしまっても構いません。流れが強いので投入後に流心の脇まで自然に流されて、そこで落ち着くはずです。

アタリの判別
一概には言えませんが、経験上では以下のパターンが多いです。

①竿先が小刻みに弾かれるようなアタリ→ウグイ
②二、三回おじぎをしたあと、竿がひったくられる→
ナマズ・コイ
③何回も激しくおじぎする→
ウナギ
④大きめのストロークで何度もゆっくりとおじぎ→
ゴミ・流れ藻
⑤何かが食っているが、あまりにもモゾモゾしている→
スッポン
⑥突然チリン!と鈴が鳴るも、そのあと何もなし→
コウモリがラインに当たってる(;;;´Д`)

ウナギでも大物になると②のアタリが出ます。意外と重要なのは①で、これが何度かあるとエサの交換の目安です。投げ竿だと硬いので、ウナギのアタリは出てもエサ取りのアタリが出ず、エサ交換のタイミングが取りづらいです。

アワセ
ウナギは向こうアワセの釣りと考えています。アタリがあってもすぐにあわせず、しっかり呑み込ませてから竿を立てればOKです。竿を立てるタイミングは、アタリの判別②ですでに針を呑んで抵抗している状態と考えられますので、この時点で問題ないでしょう。これでバレるようなら運が悪かったと思って諦めましょう。独特のグリグリした首振りの引きがウナギの特徴ですが、ナマズもかなり似ていて、上げてみるまでわからない場合もあります。

取り込み
足下に石組みなどのストラクチャーがある場合、ラインを緩めてしまうと潜られてしまう危険性があります。こうなるとまず出てきません。
ウナギは後ろに移動するのが非常に得意な魚で、尻尾さえどこかに掛かれば凄い力で絡みついて逃げます。取り込み時は常に魚を水面付近に浮かせておくことを心がけて下さい。
最後はタモで掬うのが無難ですが、夜釣りのタモ入れは意外と難しいものです。しっかり呑ませていれば「せーの」で抜き上げられます。掛かりが浅いと、ここで口切れしてバレてしまいます。抜き上げたらすぐに土手の草の上などに持って行き、スカリに入れて素早くハリスを切ります。この間、原則的にウナギには触りません。呑んでいる針を無理に外そうとすると弱ってしまうのでやめたほうが無難です。
ハリスを切ってしまうので、そこに新しい針を結び直すか、準備しておいた仕掛け(ハリス+針)をサルカンに結んですぐさま投入します。今が時合いとばかりに手返しよくおこなって下さい。

もし小型が釣れてしまったら
小さいウナギは持ち帰っても捌く手間ばかりかかって、食べても面白くありません。資源保護のためにリリースしましょう。
針を呑み込んでいなければリリースも簡単ですが、実際は呑み込んでしまっているものが多いはずです。そんな時はチモトでハリスを切ってリリースします。理由は後述しますが、針は高確率で自然に外れます。呑んでいる針を無理に外そうとすると魚へのダメージが増すばかりで、大抵は死んでしまいます。

活かし
これも人それぞれのようですが、なるべく活かして持ち帰りたいものです。
すぐに調理するような人はコンビニ袋にポイでも構わないでしょうが、私は夜釣りのあとのひと仕事は嫌なので、活かして持ち帰るためにスカリを使用しています。
スカリといっても洗濯用ネット(ファスナー開閉式)です。これをロープでつないで流れに入れておきます。
以前は潮干狩りに使う貝網でタマネギ袋に似たタイプを使っていましたが、耐久性が低く、いつの間にか穴が開いて逃げられた経験があります。
また市販のスカリは目が粗く、径も不足でウナギ向きではありません。その点洗濯ネットは目が細かく素材も柔らかいので、魚を傷つけず安心です。普通のスカリと違って枠やフロートもないので、仕舞寸法も格段に小さくなります。

バケツやクーラーBOXはエアレーション(ブクブク)が必須になります。面倒なので私はお薦めしません。

運搬
活かしておいたウナギを、腹が浸かる程度の水を入れて持ち帰ります。完全に水に浸けて持ち帰ると酸欠死します。ウナギは皮膚呼吸が出来るので、近距離ならこれで十分です。
申し訳ありませんが長距離の運搬方法については経験がありません。

養生
針を呑み込んだまま衣装ケースなどで三日以上養生します。しっかりエアレーションをして、毎日水を交換します。私が住んでいる地域の水道水はそのまま使っても問題ありませんが、塩素消毒がきつい地域はカルキ抜きしたほうが無難かもしれません。
そのうち胃の内容物を吐き出したりヌルを出したり糞を出し切るので、これで泥抜き完了です。泥抜きといっても排泄が主な目的で、身の泥臭さはそう簡単には抜けないそうです。鮎が棲めるような川ならそれほど泥臭くないと思います。

1ヶ月は平気で生きています。絶食するので身痩せが心配ですが、1ヶ月ぐらいでは目に見えて痩せることはありません。身痩せを心配してエサを与えても無駄です。環境が変化して魚がナーバスになってますので、そう簡単には餌を食べません。ちなみに何日かすると針を吐き出すことがあります。傷口が壊死して広がり、カエシまで抜けるという説が一般的です。

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