ロッドホルダーの自作
エクストレイルの後部座席を倒すと、大人二名が寝られるフラットな空間ができる。
この車を買うにあたって、私の背中をドカーンと押した重要なファクターがこれだった。
遠征で快適に走り、快適に眠る。ただそれだけで俄然行く気が出てくるもんだ。
先日、伊豆のとある漁港で車中泊を試みた。
実際にやってみると、前車のセレナと比較して一長一短の使い心地で、こと室内高に関しては、あぐらをかいて背筋を伸ばすと頭が天井に当たってしまうほどの低さ。しかし横になってしまえば床面の形状が好影響を及ぼし、人は平らなところで寝ることがいかに重要なのかに気付かされる。とにかく姿勢が自然なのだ。
ただし道具の収納場所では大きくセレナに劣る。
セレナではフラットにしたシートの下を床下収納のように利用でき、ここにバーナーやブーツなどの道具類を置けるので非常に便利。
対してエクストレイルでは、後部席座面を外してようやく靴が置ける程度でしかない。
その結果、収納しきれない荷物はすべて自分の寝る場所の隣に並べて置くようになり、そのなかでも特にロッドの扱いは気を遣った。
これはやはりロッドホルダーが必要だ。しかもなるべく室内高を奪わないものが・・・
そう思ってネットやホムセンでいろいろと物色してみたが、なかなか自分の希望に添うものが見つからない。
見つからないものは自作するしかない。
というわけで構想こそ時間を費やしたが、結局はシンプルなものに仕上がった。
アルミ角パイプ・天井取り付け型。
右側が空いているのは、自分が寝泊まりする頭上スペースを確保するため。
ロッド装着の図。
18×12のアルミ角パイプを800mmに切断し穴を開け、ラゲッジルームの荷物固定用アンカーにビス留めした。
プラスチックが相手なので締め付けはほどほどに。念のため上下にゴムワッシャーを噛ませてある。
グリップのホルダーは、またまたお世話になりますタイラップ+リピートタイでOK!
世界四大発明といえば火薬・羅針盤・活版印刷術・タイラップでしょ?
白いタイラップはスライドも可。
前はポールに滑り止めシートを巻き付けて、太めのタイラップでチャンネルを設けてやっただけ。
正直アバウトでいい。もしこれが外れるとしたら、車は横転しているはずだ。
このへんのパーツは、ベターなものを発見した際にバージョンアップしてやればいい。(その気があれば)
実はこのポールは「突っ張り棒」。おかげで後席アシストグリップが死んでません。ちゃんと使えます。
市販品だとアシストグリップは殺すわ積載面は下がるわで、この車には不向き。
そんなわけで結構希望通りのロッドホルダーに仕上がったと思う。ただし基本的には棒二本をどこに付けるかというDIYなので、難易度は低い。
こういうのは構想→素材探し→製作の過程が楽しいのであって、終わってしまえば一抹の寂しさを感じるものだ。
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