アケビ採りwith新兵器
そもそもアケビなんて果肉は種ばっかりだし、皮だってメチャクチャ美味いわけでもない。
やはり捜索から採取までのプロセスが楽しいのであって、数で言えば3~4個も採れれば十分なのである。
だが気になるのは昨日見つけた「鈴なりの株」。
手が届かないばかりにたったの2個しか採取できず、歯がゆい思いでその場を後にしたのであった。
そして今日、私は再びこの株の下に戻ってきた。
生まれ変わった「明美ちゃん」を携えてね・・・
その名も「明美ちゃん2号」
説明しよう。(またかよ)
構造は至ってシンプル。
ホムセンで買ってきたボルト+ナットに金属ステーを二枚重ねにしたものを、またまた世界四大発明のタイラップで固定し、軽くY字に曲げたものである。
これを例のごとく6mの磯ダモに装着し、高所のアケビを狙い撃つってーわけである。
昨日までの明美ちゃんは扱いが難しく、やたらキレる粗暴なじゃじゃ馬だったが、今日からセクシーな大人の女性に変貌したのだ。
実戦投入。
「明美ちゃん2号」がスルスルと伸びて、キュートなお股で「キュキュッ」と絡んでは締め付ける→引っ張る→アケビさんたまらずイッちゃう。
これは面白いぞ~
肝はこのY字形状にあって、逆テーパーなので蔓を巻き付けるほど抜けにくいというわけなのだ。
十分に巻き付けたところで引っ張ると、ほとんど落下せずに写真の状態で回収できる。
これなら相方がキャッチする必要もない。素晴らしい。
タモの柄の剛性次第だが、6mめいっぱい振り出した状態でも目視力さえあれば蔓を挟むことが可能だ。
この蔓を捉える過程がちょっぴりスリリングでまた楽しかったりして。
まぁ元ネタを明かせば、昔から柿の収穫にこういう道具があるんだけどね。
ただしあっちは竹の棒の先端に切り込みを入れたもの。
ネットで検索すると、小型の鎌と網のセットを装着し、鎌で切り網で受ける方式の人がいたが、こちらのアイデアもなかなかだと思う。
しかし網の枠が邪魔して茂みの中へ突っ込めない弱点もある。
明美ちゃん2号は無敵です。どのぐらい無敵かというとこのぐらい無敵です。
いや~楽しくてつい採りすぎてしまった。
少しでもゲーム性や合理性を見出すと、俄然楽しくなるもんだわ。
収穫したアケビを、今回は天ぷらにしてみた。
味は例のごとくほろ苦さが特徴だが、旨味というものは感じにくい。
可もなく不可もなくってとこだろうか。しかし肉厚なのでボリューム感はある。
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