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2012年6月30日 (土)

Battle Without Honor Or Humanity

夕方の報道番組を何気なく見ていたら、丹沢のヤマビルが生息域を広げている問題を取り上げていた。
ヤマビルと言えば不気味な吸血動物として最近その名が知られている。

幼少の頃、お袋に聞かされた話。お袋は若い頃、今で言う山ガールだったそうな。
んで丹沢縦走や沢登りをやっていて、そこでヤマビルに遭遇したと。
なんでも丹沢でも山奥にしかいないとか、木の上から落ちてくるとか、人間を追いかけてくるとか(本当かよw)、とにかく話の内容が幼い私にとって戦慄が走る描写ばかり(笑)
以来、お袋のヤマビル話はちょっとしたトラウマであり続けたわけである。
(マジで追いかけられる夢とか見たし)

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ヤビツ峠を越えて、再び東丹沢へ。

では、トラウマと訣別すべくこの目で確かめてやろうではないか。
目指すはヤマビルが生息する東丹沢。特に以前ソロツーで訪れた宮ヶ瀬は、実はヤマビルの巣窟らしい。(マジっすか!)
確かめるといってもこんな時代だから、すでに色形や生態までネットで見てネタバレしている。
ちょっぴり味気ないと言えば味気ないが、アレですよほら、怖いもの見たさってヤツです。
とりあえず取り付かれた時の対処アイテムとしてアルコールを持参したりなんかしちゃって。

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登山客やチャリンカーでにぎわうヤビツ峠

ヤビツ峠に到着。標高差があって結構寒い。
ここは登山客の玄関口で、人も多いしそれを追いかけてくるヤマビルも多そう。
ところでヤマビルの好む場所は以下の条件。

・水気のある場所(沢筋近くとか)
・日陰
・登山道
・獣道


神奈川県の調査によれば、とりわけ登山道と獣道の交差する場所は絶好のポイントらしい。
一見してこのヤビツ峠は条件を満たしているように思えるが、ここは川から遠い峠であるうえにかなり気温も低い。よってここは切り捨てることにした。
もしここでヤマビル被害が多ければ、ネット検索でもガンガン出てくるはずなのだが、事前調査での決定打はナシ。やはりほとんどいないのだろうか。

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峠を越えて気温も上がってきたところで、沢筋を調べてみた。
ある程度落ち葉のある湿った川岸でじっとしてみたが、特に地面に動くものはない様子。
ネット調査ではヤビツの沢にいるとの情報があって期待したが、沢といってもエリアは広大。的が絞りきれなくて気が遠くなった。
雲を掴むような難しさに、徐々に不安になる。でもロケーションは最高である。キャンプしてみたい。

P1010333_2

ヤビツ周辺で得るものなく、宮ヶ瀬ダムへ出てきた。距離で言うとだいぶ移動してしまったが、大丈夫だろうか?
しかしここは分布図の真っ直中。いるはずである。
だがなかなか条件に該当するポイントが見つからず、相変わらず的を絞りきれない状態が続いてしまった。
湖畔の道はどこも明るくて乾いている。

P1010332
バスらしき魚がシャローでサスペンドしているが、距離からしてかなりデカイ。60~70cm?
こんな動きをする魚はバス以外に思い当たらないのだが…宮ヶ瀬は全面釣り禁止。

和歌山に、かつてヤマビルがウヨウヨいる山奥で仕事をしていた友人K氏がいる。
正確には嫁さんの親友の旦那なのだが、彼に「ヤマビル見せに連れてってくれ」と頼んだところ「絶対ヤダ」と断られてしまったことがある。
理由は、とにかく気持ち悪いとのこと。彼曰く、奴らの襲撃はバイオハザード」なんだとさ。
バイオハザード?たかがヒルごときに?んなもんテキトーに逃げたり追っ払ったりしたらええやんハッハッハ

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湖を回り込んで、集落を抜けて奥まで来てみた。
人と野生動物が相容れる場所は、いかにもヤマビルが溜まりそうな条件に思えたからである。
だがここでも何も現れなかった。本当にいるの??
しかしヤマビル出没は地元民にしてみれば憂鬱な問題なのに、言わば冷やかしで来ている私って…(笑)
ジモティーの皆さん、遊びで来て本当にすいませんッス!もうちょっとだけ探さして下さい!

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早戸川マス釣り場へ来てみた。
ここは人こそ多いがかなりの奥地で、ヤマビル拡散前の原生地に隣接するエリア。
ここで会えなければ道志道抜けて山中湖~御殿場回りで帰っちゃおうかな。なんて考えた。
それにしても水量の多い素晴らしい川。

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まあこんな道端の沢だが、一応調べてみた。他にジメジメした場所が見つからなかったもんで。
しばらくその場にしゃがみ込んで待ってみると…

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ん?

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来た?

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来てるよっ!!

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うわ~~~~っこっちにも!!

ついに感激の…いや戦慄のご対面!
いやどっちかと言えばむしろ感激かな?(笑)
幼少の頃、悪夢にまで出てきた「奴」を初めてこの目で確認したわけだからね。
しかし喜んでいるのも束の間、コイツら個体の大小関係なく私めがけて突き進んでくるじゃん!!
例えるなら年寄りから幼児まで全員がゾンビ化して襲ってくるような気持ち悪さだわ!
しかも真横へ立ち位置を変えると、コイツらキッチリ90度ターンして追いかけてくるし(^^;)

「人間を追いかけてくる」=本当

K氏…すまぬ。どうやら私が甘かったようだ。
確かにこれは気持ち悪いわ。

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動画撮影してみました。
http://www.youtube.com/watch?v=8YY9AxBnGXg&feature=youtu.be

キモイキモイ言いながら、ようやく見つけた喜びが上回ってしまったのは否めなかったりして(笑)

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ヤッチマイナ~!

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コイツ…アルコールで一撃死wwwwアルコールすげーーーーーー

アルコールをかけると、当たり前のように布袋のギターが脳内再生されてイチコロ。
塩がいいだとか諸説あるけど、アルコールにはきわめて弱いらしい。
でもまぁ、アルコールって蒸発しちゃうしな(笑)
殺すのでなく忌避するのであれば、お手軽な塩がヨロシイのでしょうかね。
もちろんヤマビルファイターだのジョニーだのと専用剤が出回ってるようなので、そっちはさらにお手軽なのだろうけど。

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目的達成後は腹が減ったので、湖畔の売店へ凱旋。きんぴら入りの饅頭(惣菜蒸しパンみたいなもの)で食いつなぐ。

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地産のタラの芽とウドが売っていたが…正確には「タラの葉」と「ウドの若芽」
今まで考えたこともなかったが、さすがジモティー。この時期はココを食えってことか!
正直タラの芽はこれをタラの芽と言っていいのか微妙すぎる(笑)

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エネルギー補給後、もうちょっと探してみた。
登山道入り口なんかいかにもなポイントだが、まったくの不発に終わった。
たまたまかもしれないが。

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往路で通ったヤビツ道の出口。ここもあやしいので調べてみると…

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うわ~いた!うわ~(実際この程度の言葉しか出て来ません)

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ここのは結構良型でウレシイ~(^^)
(良型とか言うかwww)

しつこいようですがここの様子も動画撮影しました。
http://www.youtube.com/watch?v=UtkRCbvjcf8&feature=youtu.be
画質はイマイチですがYouTube初アップなのでご勘弁ね。

P1010348
奴らの常套手段であるアンブッシュの姿勢。ピンぼけスマン。
この体勢でひたすら静止し、動物が通りかかると乗り移るらしい。(TVでやってた)
息を吹きかけると二酸化炭素に反応して激しく頭を振りまくりんぐ。

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ヤッチマイナ~!(またかい)

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ハッハッハ。圧倒的じゃないか我が軍は。しかしこのあと踵に取り付かれているのに気付きマジビビリ。

気が付けば18時近くになっていた。
ここでヤマビルと1時間も鬼ごっこで遊んでしまったわけだが(笑)、奴ら二酸化炭素以外にも、確実に体温に反応しているのがよくわかった。
ま、とにかくコイツらのアビリティーは半端じゃない。進化の多様性ってヤツをまざまざと見せつけられたわけである。
でもこれってアスファルトの道路脇だからこそ出来たものの、丸腰で藪や登山道に入るなんて怖くて無理。
こんなのが広範囲にわたってウヨウヨしてるわけだから、現状がどれほど異常なのか思い知らされる。
鹿を主体とした野生動物も、キッチリ間引かないとえらいことになりますぞ。
いや、もうえらいことになってますが。

まずは鹿からヤッチマイナ~!(byルーシー・リュー)

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