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2012年7月 7日 (土)

アナジャコが穴から出て来た日

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3号線を抜けて

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ワシと一緒に虹の橋を渡ろうーーーー!

てなわけでED川アナジャコ再チャレンジであります。

湾岸フリーウェイ 虹の架け橋を越え 千葉に向かって行けば 
雨粒が フロントグラスを濡らし弾ける

そう。今日はあいにくの雨模様であるが、どうせ干潟でドロドロになっちゃうのさ。雨ぐらいかえって気持ちいいかもしれない。
関係ないが松任谷由実のキャッチーな楽曲作りは一流である。
しかしそれにも増して素晴らしいのが作詞能力である。
決して夢やきれい事だけではなく、女の情念や人間のドロドロした心情をしっかりと織り込んでいる点がいい。
いつかはこの曲(中央フリーウェイ)をかけて中央道を走り(多分嫁さんと)、ビール工場や競馬場を見てみたいと思うのだが、わざわざ東京から西へ向かう用事なんて一生ありそうにもないことに気付いたりして(笑)

今回も亀将軍との出撃である。
事前にアナジャコマスターちよさんに教えを乞うべく誘いを入れたところ、「すいません予定があるので二人で楽しんできて下さい~」って言われちゃった。
つまり「先生は緊急職員会議なので自習しとけ」みたいなものだ(笑)
ともかく助手席でず~っと饒舌気味にはしゃいでいるこの相棒と、前回の経験をもとにやってみるしかない。
てゆーか前回は捕れてないから経験など無いに等しいわけだが…

本日のスローガン:親は無くとも子は育つ

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再びのED川

11時現場到着。ソコリの13時過ぎを挟んで4時間は遊べる。
ではさっそくとばかりに岸近い場所から手を付けていくと、早くもマテガイにエンカウント。
しかも前回あまり目にしなかったのが、今回は格段に数が増えている。なぜ?
ま~あまり細かいことは気にせず、手始めにマテガイ掘って遊ぶことにした。

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マテ穴は形で見分ける。楕円形ならほぼビンゴ。

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ご存知塩を使った捕獲

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型は小さめ。時折まずまずってとこ。

あくまで前座に過ぎないが、やはりマテガイ採りは痛快であった。
もう少しいい型が数捕れれば言うことなしである。
つい夢中になってしまったが、我に返っていよいよアナジャコと対峙する。
今回こそ楽しい思い出と共に帰りたいものだ。時節も良く期待度MAX!

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アナジャコの巣穴は、マテガイのエリアとほとんど重複することなく広がっている。
つまりアナジャコとマテガイのパラレルガサは事実上不可能というわけだ。
巣穴の数はそれこそ無尽蔵にあり、一匹のアナジャコがY字型に掘ることが知られている。
つまり単純計算でアナジャコの数は穴の数の半分というわけなのだ。それにしても驚異的な光景である。
地中深く掘られた穴によって嫌気性(酸素が供給されない)の層へ水が循環することになり、好気性バクテリアが活性化して有機物の分解へとつながる。
アナジャコの生態は干潟の浄化能力に多大な影響を与えているらしい。てゆーかむしろいないと干潟にとってヤバイらしい。

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さて肝心の戦況はというと、正直これは難しい。かなり難しい。

【理屈】

穴に筆を突っ込んで上下に何度かシェイクした後、放置。

筆を排除しに来たアナジャコを入り口まで誘い出す。

爪を押さえ込み、周囲の泥を除去して完全捕獲。

【現実】

①爪が見える体勢までこぎつけられない。つまり穴の縁から爪が出る状態まで誘い出せない。
②なんとか爪が出る体勢まで持ち込めても、押さえ込む瞬間に素早く引っ込み逃げられる。
③爪を押さえ込むことに成功しても、自切して逃げられる。

といった状況が幾度も繰り返された。

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そんな状況の中、ようやく手にした初アナジャコ。
隣の穴から無理矢理押さえ込んだため、殻が潰れて死んでしまった(苦笑)

活性は前回と比較にならないほど高く、アタリ(筆がせり上がってくる)も相当にある。
しかし上記の失敗を何度も繰り返し、一向に捕獲できない!
一方亀将軍はというと…
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満面の笑みを浮かべていた。

「こりゃぁおもしれーや!」を連発しながら、そりゃもう楽しそうにはしゃいでいるではないか(笑)
初物こそ仕留めたが、その後しくじってばかりの私を尻目に順調な様子である。

ハッ!…よく考えたらこれは「手掴み系ガサ」じゃないか!

手掴みと言えば亀将軍。亀将軍と言えば手掴み。ゴホンと言えば龍角散。まったく勝てる気がしない。

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亀将軍のゴッドハンドがアナジャコをそつなく抜き上げる。

すでに洗濯バサミを使った「囮釣法」まで実践しているじゃないか。
私だけ技術の進歩に取り残された途上国気分でとっても悔しい(涙目)
真似しようにも資源(囮にするアナジャコ)がないので出来ない!
うぅ~~~この歯がゆさ、なんとかならんのか!

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筆で誘い出す→爪が2本出てるのがわかりますか?ここからが勝負です。

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捕ったりーーーーーーーーーーーーーー!!!!

ついに正攻法でアナジャコを捕獲!
正直、直前まで腐ってましたよ私。
だって本当に難しいんだもーーーーーん!!
久しぶりに興奮で手が震えました。(←この歓びこそ至高)
ちょっとコツが解ってきたかも!

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根気よく誘うことが大事かも。

先ほどの問題点の対策。

①爪が見える体勢までこぎつけられない。つまり穴の縁から爪が出る状態まで誘い出せない。
→どうも穴が水面下にある状態にすると姿を現しやすいようだ。確かに空気中に出てくるには勇気が要るでしょうからな。
というわけで掘り下げるのは水面下まで。そして筆で根気よく丁寧に誘い出す。

②なんとか爪が出る体勢まで持ち込めても、押さえ込む瞬間に素早く引っ込み逃げられる。
→これは好機を逃さず素早く押さえるしかない。思い切りの良さが試される。

③爪を押さえ込むことに成功しても、自切して逃げられる。
→出来るだけ両方の爪を押さえ込み、両方の爪を持って引き上げることで自切を防止する。
とは言っても自切するときは自切するから厄介である。

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囮(左)につられて出てくるアナジャコ(爪だけ見える状態)

活アナジャコを確保して囮釣法も実践してみたが、筆以上に効果がある。まぁ当たり前か。
筆でアタリを取って誘い出したところで、最後に囮に切り替えて爪を出させるなんてーのも有効。
とにかく非常にスリリングでゲーム性が高いのは間違いなく、あっという間にソコリを挟んで4時間が経過してしまった。
気が付けば腰は痛いし足は筋肉痛。しゃがみ姿勢の続行は、普段使わない筋肉を酷使するようだ。

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亀将軍が筆の代わりに草を使う実験を敢行。しかし筆同様の効果はなかった。

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長時間のプレイにもかかわらず、収穫はたったの5匹。囮で1匹逃げられてしまったので実質6匹であった。
しっかし今日は何度悔しい思いをしたことか。ほとんどが自切による逃亡である。
コツがわからず相当数のアナジャコを仕留めそこなっているので、マスターすれば軽くツ抜けすると思われる。多分。

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亀将軍も結果は6匹……6匹!?ウソ!同点じゃないですか!

妙に好調な印象だったが、隣の芝生は青く見えるもんですな。やはり亀将軍も苦労していましたか。
不味いと評判のオキシジミもキープしていた。将軍曰く、これは佃煮風にすると結構食えるとのこと。

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拘束具で囮にしたまま連行する亀将軍。嗚呼無慈悲なり…(笑)

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帰宅後、隣家のご子息に蹂躙される獲物たち

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あらためて撮影。
やっぱコイツは「干潟のオケラ」ってイメージだなぁ

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目はほとんど退化している。不思議な生物だ。

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素揚げにしてみた。

味はエビともカニとも言えぬ不思議なもの。エビやカニに比べて低質量な生物なので、良くも悪くも揚げるとスナック菓子のような軽い質感になった。
口の中で味噌の味が際立つ。ちょっとドブ臭いような気もするが、産地がED川という先入観がそう感じさせるのかもしれない。
もともとエビカニの味噌なんて不思議な味だからね。
結論としては、かなりの珍味であった。

アナジャコ捕りがこれほどスリリングなゲームだとは知らず、今回もヤマビル同様、すっかり魅了されて帰ってきた。
今年の夏は海水温も低そうだし、気が進まない潜りガサよりこちらに熱中するほうが面白いかもだぜ?
次回は自分なりの新たな作戦で臨む予定!

×Don't think,Feel.
○Don't feel,Think new method!

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