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2014年11月22日 (土)

豊かな緑。実体は砂漠。

まとまった雨が降ったので、自宅近所の森を徘徊してみました。

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【目標その1 エノキタケの採取】
晩秋からのキノコであるエノキタケを初めて採取しました。
より湿度のある場所が有利と考え、自宅前の小川の上流を探り歩いていたところで発見。
老菌ではありますが、匂いは市販品のエノキタケと同じで、これがなんとも不思議な感動を呼び起こします(笑)
それに柄がやたらと黒い。図鑑で見るものとは比較にならんほどです。
これが図鑑にない地元産の現実であり、こうして個体差・地域差を肌で感じることによってキノコのノウハウを蓄積するしかないと思ってます。

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同じ木にキクラゲもありました。
何に使おうかと考えながら一応採取。

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別の木で見たキクラゲの幼菌。
幹の亀裂に沿って整列する姿が可愛らしくて撮影しました。
キクラゲは普通種ですな。まぁちょっと失礼かもしれませんが、言うなればザコキャラです。

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すっかりヨボヨボで採取対象外ですが、このようなナラタケも数箇所にありました。
これで近所でもナラタケの採取が可能であることを知りました。
ただし不思議と群生しておらず、一箇所でウハウハになれない模様。

午後からの探索でしたが、あっという間に日が傾いて終了。
鬱蒼とした環境なので、15時過ぎるとほとんど見えなくなります。
まぁそれなりの発見はありましたが、エノキタケもほんのワンポイントで全く以て不満。
地元はやたら杉林が多く、その合間にわずかに生える広葉樹を探り歩くスタイルに辟易します。

【目標その2 ヒラタケの採取】
これは今回も達成できませんでした。
ガサ花キノコ部員からヒラタケ採取の報告が毎週のように届く中、ここ西湘地区はまったく振るいません。

一般にどこにでも生えると言われるヒラタケですが、そんなものにさえ出会えない歯がゆさと、暗く無産で過剰な杉林の存在に苛立ってます。
今まで自然が豊かな地元を誇りに思ってきましたが、それは見せかけだけの緑。認識を改めねばなりません。

後味が悪いので、今日はここでおしまい!(笑)

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