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2015年5月 2日 (土)

ディアホーンハンティング

「産みの苦しみ」

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連休初日は富士山と決めていました。目当ては鹿角。
去年キノコ狩りの際に何頭か鹿と遭遇したのが気になって、ここなら角を拾えるのではと期待しての突入です。
私もいきなり食えない獲物に熱を上げてますね。一本目を拾ってしまうと次もあるのではと期待するのが人情ってもの。調子に乗っているとも言います(笑)

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ところがね…あまりにも広大で的を絞れないんです。もう笑っちゃうくらい。
なにせ似たような景色が延々続くわけですから、去年どのあたりで鹿と遭遇したのかなんてわかるはずないんです。たとえわかったとしても、奴等常に移動してますからね。

歩きながらいろいろ考えます。
今日私が行動できるエリアにどれだけの鹿が生息しているのだろうか。秋に遭遇する群れはせいぜい3~4頭。これを氷山の一角と考えて、私の行動エリアにつき30頭の鹿がいると仮定します。さらに単純に群れの半数を雄鹿とすると、落とす角は30本。それとてこのエリア、この標高に定住しているとは限りません。冬季は積雪もあり、さらに下界へと移動している可能性もあります。角の生え替わりは早春ですから、落とすのは越冬地近辺かもしれないのです。ではどこに落とすのか?餌場で落とすのか、水場で落とすのか、そんなものに法則など一切ないのです。

あ~~~さすがにこれは気が遠くなってきたwww

そして案の定、歩けど歩けど角は見つかりません。
ここで一旦腰掛けて休憩し、鹿の生態について検索してみました。

・昼間は山奥で過ごし、夜に人里近くまで降りてくる。
・森に隣接した開けた場所が好き。
・餌の嗜好性として、アオキをよく食べている。


などなど…そもそも検索など現場でやらず出陣前にやっとけという話ですが(笑)
驚いたのが食樹のアオキです。てっきり落葉低木を主食にしているのかと思ってました。
アオキと言えば杉林の林床に生える常緑低木。それこそどこにでもあります。今まで何を食って越冬しているのか疑問に思ってましたが、これなら食うに困らんわけです。と同時に、またまた気が遠くなっちゃいました。だってこんな環境無限にあるんだもの(^^;)

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ちょっと古いけどスラッグ弾の薬莢が落ちていました。鹿やイノシシなどの大物向けの殺傷力のある弾丸です。

あまりの難易度に尻尾を巻いて帰ることにしました。
せっかくだからと5合目の様子を見てきましたが、もはやヤケクソ観光です(^^;)

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きれーだなーーー(棒)

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久々に食った「汁の黒いうどん」@道の駅。味は推して知るべし。

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コシアブラ売ってましたが高いです。お試ししようにもコスパ悪すぎ。



「そして感動の結末へ」


二日目は地元。
実は木曜日の仕事中、恥ずかしながら近所の公園にハチクがあった白昼夢を見てしまいまして…
帰宅してすぐに確認しに行ったら全くの記憶違い(笑)
いやどこかであのタケノコを見たような気がするんですが…どこだっけな?
今日はそれを解明すべく、まずはハチク探し。この前ガサったルートを辿ってハチクの有無を確認します。まぁ間違いだとしてもハチクのポイントを開拓したいと思いました。

しかし結果的に見つかりませんでした!(きっぱり)

やっぱり白昼夢だったのか。春の獲物が多すぎていろいろと混乱しているようです。これもトシかな。

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ハチクが見つからず、海を見ていた午後…

ハチクは見つからず、孟宗にマダケのオンパレードな地元の山。気がつくと鹿が出没しそうな林床を凝視してました。
春の山菜はひと通り済ませたし、どうせ遠出もしないヒマな連休だし、ロマンを追い求めるのも自由です。

・・・やるか

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【資料画像】とある資料館にあった剥製。そしてたまらず角をナデナデナデナデする怪しいオジサン。

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何しろいつどこに落ちているかわからない。裏を返せば可能性は無限にあるというのがまたもどかしい。
林床ってのは枝が無数に落ちているのが当たり前ですが、この中から枝そっくりな鹿角を見分けるというのは至難の業だと思います。
まさに藁山から針を探す思いですが、藁山から針を探すほうがはるかに簡単だと私は断言します(笑)
藪こぎして水場を確認したり、場所を変えるのに急斜面を登ったり…キーワードである「森に隣接した開けた場所」と「夜間に人里近く」に注目して探索を続けましたが見つかりません。
しかし不思議と富士山よりは見つかりそうな気がするのです。
富士山ほど広大でないため、ポイントの絞り込み…例えば鹿が嫌いそうな藪は除外したり、地形の起伏による行動範囲の絞り込みなどがわかりやすく感じます(あくまで勘)そして何よりも前回の実績が期待感を煽るのです。

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最後に残しておいた地元の裏山へ移動。
残しておいた理由は前回の実績ポイントだからです。他にも「ここでダメなら帰ろう(泣)家も近いし…」という悲しい意味合いも含んでます。
記事にはしませんでしたが、実は後日2回ほど「もう片方の角」に期待して歩きまわったんです。結果見つからず。これも「もう片方の角」はどこかに落ちているのに発見できないもどかしさがあります。この山のどこかに必ずあるはずなんですが…
そして杉林が途絶えて野原に出る際に差しかかった14時44分…ついに見つけました!!

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ついに!ついにです!!
キーワードに符合した場所です。
大部分が落ち葉に隠れ、露出していたのは根元の一部のみ。この状態をよくぞ見抜いたと自分を褒めてやりたいです!


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そりゃもう全力でアヘ顔ですからwwww
前回は偶然。たまたま。山の神様がくれたんです。でも今回は違いますよ!
「探して見つけた」んです!能動的な成果なんです!
こんなに嬉しいことはありません!ありませんよ!


ああ俺のGW、早くも完全燃焼・・・


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しかもデカイですwww重いですwww
当然「もう片方」も執拗に、しつよ~~~~に探しましたが、残念ながら発見に至らず。まぁそう甘かーねーわな。

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全長(弧の長さ)65cm 実長69cm 大満足

右は前回神様からもらったヤツ。神様にゃ失礼ですが、私はこんな小さな角で(;´Д`)ハァハァしてたのかwwww
まぁ私にとってお宝なのは間違いありませんけど。

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こうすると落とした奴の差がよくわかります。デカイ!

今、本当に余韻がヤバイです。帰宅してからもデレッデレ。
二日間の山歩きが報われて本当によかった。

しかしこれほど難易度の高いガサってあるんでしょうか。
ポイントもパターンも無限。近隣で鹿出没の話もあまり聞かないので、生息数も決して多くはないと思います。
でも・・・どこかにある。毎年落とす。これが真理。
それが人知れず風化埋没しているんです。これも山のロマンの一つでしょうかね。
欲張ってこれ以上の深追いというのもアレですが、暇な日は再び林床を歩いてみたいと思います。でもこれから下草が成長する場所は捜索対象から外れるんですよね。
角の汚れ具合からして、まだ寒い頃に落ちたものと推測できます。
来年はきっちり早春から始めないと。

しかし…まさかここが動物の角拾って(;´Д`)ハァハァするブログになるとはねぇ…(笑)

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