家に入るまでがキャンプです
セロ子と行くキャンツー。
定期的に発症する地球とくっつきたい病を治癒するため、本栖湖でのんびりしてきました。
三国峠の絶景(正面は山中湖)
本栖湖と~ちゃ~く!
もちろん実際は食料調達やら何やらの紆余曲折ありますが。
去年通りかかった時に気になったこの観光協会直営のキャンプ場。
静かな林間のフリーサイトで車両乗入れ可。そして何故か直火OKというフリーダムっぷり。
でも直火は手垢つきまくり感が増大するから禁止したほうがいいんでない?
林間サイトなので富士山の眺望は諦めます。どうせこの時期は雲がかかって期待できませんし。ちなみに料金は一泊1500円です。
マナー知らずのDQNが来そうもない森の脇の奥地に設営完了。今日は土曜日なのでその点も十分に警戒してます。
今回は家族用に買ったアメニティドームSの試し張り(練習)も兼ねてるので、つい二泊にしちゃったwwだって一度設営したら撤収面倒臭そうなんだもん。
気合入れて臨んだのに設営は意外と簡単。林間サイトなので風の心配もなく、余分な引き綱は張りませんでした。
さすがに2+1名のテントとなればソロで超~快適。
嫁ちゃんと次男坊の三人で寝るつもりで買ったテントですが、ん~三人はちょい狭いかな?嫁の苦情来るかこりゃwww
バンガローの棟数も充実してました。なお内部のクオリティは知らん。
てか今時バンガローってほとんど需要ない気が…
もちろん人それぞれの楽しみ方があるので否定する気はないですが、どうも林間学校とか昭和のイメージなんですよね。
この日は1棟だけ利用客が確認出来ました。
そそくさと設営地に隣接する森へ突入。まぁ位置的に青木ヶ原樹海の末端みたいなもんです。
ひょっとしたら夏キノコでも…と期待しましたが何もなし。
アカマツ主体の混生林ですが、この辺りは総じてこんな植生ばかりで、この時期期待できるキノコはなさそう。ただひたすらハルゼミがギャーギャー鳴いてます。
やっぱキノコは秋なのかね…キノコで暇をつぶそうという野望が早くも潰えたww
キャンプ場脇の道路沿いにタラノキ多数ありました。
新芽を摘んで天ぷらにしたろかと考えましたが、粉と油を買いに戻るには遠すぎるので断念。いやマジで結構走るんですよ(笑)
周辺の散策はこれくらいにして、そろそろ夕飯の準備しなきゃ。
あろうことか肝心の米を忘れてしまい、往路のコンビニで無駄に豪華な米を買う羽目に…
調理器具も食材も最小限を強いられるキャンツーにおいて、炊飯は調理のクライマックスなのである!(笑)
まぁ大型バイクでたくさん積める人はいろいろ楽んで下さい。
大型も憧れるには憧れるけど、使い道ないんですよね私の場合…
よし!米は上手く炊けた!しかもまったくの目分量。てゆーかおかずはまたコレかいwww
だってコレ美味いんですもんwww
米は若干多めに炊いて残し、翌朝焼き鮭ぶち込んで鮭雑炊にしたる。
夜が更けてゆく・・・・
一人離れて奥に陣取ったはいいが、夜になると雰囲気は一変し、周囲が真っ暗闇になってもーたwww
背後に迫る森からの圧迫感でイマイチ落ち着かない。
昼間、アル●ァードとトライクで乗り付けて大音量でクラブ系ミュージックを流していたステレオタイプなDQN一行の、奇声とも怒号ともとれぬ騒ぎ声が遠くから聞こえてくる。
皮肉なことにそれが唯一の人の気配となり、不思議な安堵感をもたらす。
小さなラジオだけが相棒の夜。
DQN達の大声は22時を過ぎても止むことはなかった。なおその後は寝ちゃったから知らん。
翌日は周囲の探検と温泉で終始。
牧歌的な風景の朝霧高原からぐるっと回り込み、樹海の中を走り抜けるコースはなかなか良かったです。
途中、大室山の展望スポットにて。
樹海は文字通り樹の海。どこまで突入するかによるけど、これじゃ死体もなかなか見つからんわけだ。
たまに考えるけど、もし山の中で死体見つけたらどうなるだろう。これはトラウマ必至だろうなと。
確認した時点で即座に通報し、遠巻きに待機するのか(発見者として立ち会わないといけませんからね)
あるいは千載一遇の体験とばかりにじっくり観察するのか…どっちもイヤだなぁww
少なくとも地元の山で遭遇するのは勘弁かなww
上の写真、左奥に見えるのが本栖湖です。
ひやかしで樹海に突入してみました。キノコがないのがわかっているからひやかしです。
溶岩むき出しの大地に絡みつくような木々の根。針葉樹主体だし、これはシーズンになっても出るキノコも限られそうな印象です。
温泉で垢を落としたあと、今度はもう一段上の鳴沢林道を探検してみました。
アカマツの切り株にあった老菌。マツオウジかな?
マツオウジしにては傘の反りが足らないか・・・とにかく初めてキノコらしいキノコを見た。
その反対側に何やら石碑がある。
欠損や風化で私には解読しきれませんでしたが、どうも登山道開通に関する碑らしい。かなり古いもの。
さらに奥へ行くと…
開けた土地、そしておびただしい鹿のウ●コ…
臭い!臭いぞ!
いやウ●コが臭いのではなく鹿の気配が濃いという意味。
しばし鹿角探しモードへ突入!
ほらほら鹿道もバッチリある。わかります?でも角は見つからないんだなコレが(笑)
鹿の骨もあった。やっぱここは奴らの溜まり場なんですよ!
まぁ去年のキノコガサでも同様でしたが、全身の遺骸を見つけても何故か角だけはないという不思議法則。
骨とは異質だから風化してしまうのだろうか。それとも他の野獣がガジガジしちゃうのだろうか。
結局見つからなかったわけですが、いやいやキノコがスカだったもんで結構時間費やして熱中しちゃったwww先へ進まなきゃ。
気がつけば標高1600mぐらい。しかも本栖湖方面に降りる道はすべて閉鎖されており、やむなく来た道を引き返すことに。
この道は不思議とワクワクする。盛夏になったら鑑札買ってガサりたくなった。
なんとか戻ってきた。さて今晩寝たらもう帰っちゃうからね!
最初の写真と風景が違う?いい質問ですね。実は引っ越ししたんですwww
フライとインナーまとめて掴みーので移動しーの楽勝ですよ。さすがは小型テント。
いやいや森の近くは虫が多くてね、クモやらアリやらやたら入ってくるんですよ。ホントですよ?
けっ、決して暗くて怖いからじゃないんだからねっ!勘違いしないでねっ!
とにかく昨日から肉が食いたくて食いたくて…焼き肉(゚д゚)ウマー!
今回はろくに山歩きもしてないし絶対太るねwww
アレ?ww昨日と違ってなんか落ち着くwww
ちなみに今日の利用者は、日曜の夜につきこのクソ広い場内でたったの4人。
それでも不思議に落ち着く。あの妙な圧迫感は何だったのか。とりあえず引っ越してよかったwww
さぁ~て爽やかな朝が来たんで帰ります。
普段宵っぱりな私でも、キャンプでは早寝早起き。昨日も今日も5時起床です。
今回テストとはいえ、このテントは大きく重く、か弱い250ccのセロ子に背負わすにはちとキツイという結論。まぁそれでも我慢して背負ってくれば贅沢な時間が過ごせるのは間違いないんですが、嵩張る分積載の制約が増加して、目指すところのコンパクトキャンプからどんどんかけ離れてしまいますね。車を使いましょう車を。
また食材はスーパーよりコンビニのほうがパッケージングに優れていると実感。要は小分け包装やレトルトの充実で、ソロのキャンツーには使い勝手がすこぶるいいのです。
最後にもう一つ。よほど大きな目的がない限り、ソロキャンで二泊はお腹いっぱいwwww
まぁ今回もいろいろと勉強になりましたわ(^^)
「カーチャンただいま~!」
「・・・・・・・・・」
「ただいま~!」
「・・・・・・・・・」
・・・・・アレ?
家の鍵持って出るの忘れたから家に入れないwwww
平日なので誰も家にいましぇん。家族の誰かが帰るまで庭で昼飯。
皮肉にも残り物のカップ麺や惣菜、お茶まであるしお湯も沸かせると来たもんだwww
キャンプは家に入るまでがキャンプです。
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