いざ冨士亜高山帯へ
盆休み初日。ヤマドリタケを夢見て冨士山亜高山帯を探索してきました。
探索した標高はだいたい1800~2000mです。
まずはシラビソの森からスタート。
今回まったくの一見さんですが、事前に探索範囲の選定など念入りな計画を立ててここまで来ました。
・スマホの地図(GPS)機能
・コンパス
・万が一のためのモバイルバッテリー
・飲料水と非常食
・植生図
以上の5点を必要最低限な装備として入山。
特にコンパスですが、スマホでは正確な方向が表示されないことが多いので必携です。
まぁ中はほとんど樹海みたいなもんですからね。てゆーか樹海です。
予定していた場所にバイクを停めて森へ突入すると、いきなりショウゲンジ発見!
これ初めて見るキノコです。図鑑ではお馴染みなんですが、実物は想像以上にデカかった!
これはなかなか食いでのあるキノコですね。今までどうせ小物だとナメていました。本当にごめんなさい。
猛毒のバライロウラベニイロガワリ
あまり期待してなかったんですが、想像していた以上にキノコが発生していて飽きさせません。楽しいwww
…と言っても外道イグチばかりなんですがね(^^;)
ドクヤマドリ
ドクヤマドリとバライロウラベニイロガワリはたくさんありました。
しかもデカイんですよねぇコレが。
両方とも亜高山帯でしか見られないキノコで、なおかつ図鑑でしか見たことなかったもんですから物珍しさに声を上げてしまいましたww
もちろん最初だけねwwあとはボコボコ生えてるので気にも留めなくなっちゃいますけど。
これはアシベニイグチだと思います。図鑑に載っているような写真が撮れました。
キノコの写真は明るいレンズさえあれば素人でもそこそこ綺麗に撮れてしまうのがいいです。
ニガイグチモドキだろうか?スルー。
ベニテングタケ!!
憧れていたキノコの女王・ベニテングタケにも会えました。
一般にはシラカンバに出ると言われてますが、平気で針葉樹林に出てますな。しかし…
Wikipediaより
残念ながらこの写真のような理想型ではありません。イボも消失しているし色も薄い。
画像検索すると冨士山のベニテングは総じて色が薄いようです。ということは近場で理想型に会えるのはほぼ絶望的なのだろうか…(ー_ー;)
ところでタマゴタケについて、よく「ベニテングタケとの誤食に注意」と書かれたりします。
「んなもん間違えるわけないじゃんwww」と鼻で笑っていました。
しかしイボ消失のベニテングは、なるほど一見してタマゴタケです。正直スマンカッタ。
そのタマゴタケもありました。
里山から亜高山、針葉樹から広葉樹までのマルチぶりです。
軸のダンダラ模様や、傘の裏が黄色であることで特定できます。
コ…コウタケか!?
と老菌で誤認したのはコイツ↓
フジウスタケでした。ややこしいわい!
私、下の方に出てる赤いやつがフジウスタケかと思ってましたが、ありゃただのウスタケだったんですね(^^;)
途中から延々続いたコメツガの森は不毛でした。
時期が進めばツガタケなど狙ってみたいと思います。
マツタケも出るようですが…ちょっと自信ありません(^^;)
今は初対面のキノコを探し求めるのに夢中ですので、そんな余裕は出ないと思います。
しかし麓に腐るほどアカマツ林があるというのに、どうしてコメツガなんだろうと不思議に思いますね。
復路の倒木にマスタケを発見。天ぷらが美味いらしいのでキープ。
これも初めて採るキノコなので、料理の勝手がわかりませんww
幼菌じゃないと固くて不味いとも言うけど…ちょっとデカイか。しかしどこまで食えるものなのか確認してみよう。
プレイ時間は4時間。結局、今回目指すところのヤマドリタケには会えませんでした。
ショウゲンジもスポット的に採取出来ただけ。まぁ炊き込み一回分はありますけど。
マスタケは2切れほど天ぷらで試食しましたが、確かに鶏肉っぽい食感。
でも飽きますねコレwwというわけであっさり廃棄。もし幼菌が採れたら再チャレするつもりです。
バイクに戻ってきた際、ジモティらしきオジサンからいろいろ情報を得ました。
この人もヤマドリ狙いでしたが、やはりまだ早いようです。
適正な時期になればヤマドリタケも出るし、ショウゲンジなどボッコボコに出まくるそうなので期待に股間が膨らみますなww
今回は諸事情で12:00スタートでしたが、次回は朝からガッツリ楽しもうと思います。じゃあの!
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