富士たんは俺の嫁
もう五回目になります亜高山帯。
毎週何が起きているのかこの目で確かめるのが楽しくて仕方ありません。
他人から何を言われようが、今はこれに夢中なのであります。
だって青春は太陽がくれた季節なんだもん。
今回はさらにキ●ガイ度をアップし、車中泊して土日2日間にわたって探索してまいりました。
私の呆れるほどの熱病を理解してくれる嫁ちゃんにも本当に感謝です(^^;)
いつものように斜面を登って行くと、オオキノボリイグチがお出迎えです。
ところで「お出迎え」とかよく目にする表現ですけど、あまりにも都合良すぎると思います。
キノコ「やぁ、よく来たね!」
「わ~い」ブチッ!
こんな奴をお出迎えするわけありません。
素直に「ロックオォォォン!!」とか言えばいいのに。人間って勝手だよね。
オオキノボリイグチは先週初めて見ましたが、今週は最盛期っぽいっす。
見た目がとってもキャワワなのでつい採っちゃいましたが、帰宅後にポルチーニパスタの具にして若干後悔しました。
正直そんなに美味いキノコじゃないと思います。まぁコガネヤマドリよりマシですけど。
ちなみに乾燥ヤマドリタケモドキでパスタ作るなら、市販のエリンギとブナシメジを具にするのが一番だと私は思います。
優秀な食菌にはそれなりの理由があるのだと痛感します。
もうちょっとオオキノボリ…
キャワワな奴とか
本当に木登りしてる奴とか。以上変な奴らでした。
今回の本命はツガタケ(オオカシワギタケ)。
出始めだった先週を大幅に上回る20本超の採取でした。
帰宅後に苦味確認のため一本だけオリーブオイルとバターでソテーしましたが、こりゃ美味いですねww
炊き込んだらまた苦いのかな?…それが怖くてまだ野菜室の中です。
ツガタケもあまり採れないのが困りものだと皆さん口を揃えて言いますが、まったくその通りだと思います。
この標高では今回がおそらくMAXかもしれません。今後下の方に出るのかどうかは要調査。
レア物オオツガタケ。
成菌が2本採れましたが、残念ながら2本とも虫食いで廃棄。
はたしてこのキノコの幼菌に出会える日は来るのだろうか…
そして…
ついに私にもクロカワキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
これ美味いんだよね?美味いんだよね!?
このキノコ、森で出会う人がみんな頼んでもないのに自慢気に見せてくるんですww
そんなにイイ物なんかい。
本日のメモリアルキノコでした。
そろそろ車に戻ろうかと思ったその時…ケロウジ…じゃないよね?
本日のメモリアルキノコその2
コウタケキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
このキノコに出会うには相当な経験を積まなけりゃ無理と考えてましたが、実に幸運な出会いでした。
木の根元に僅か一瞬だけ違和感を覚え、傘を見ればそこはかとなく漂う大物感。これが第一印象でした。
今日はちょっと出来過ぎな感じがします(^^)
以上が初日のトピック。
ここから二日目。
早朝、いつの間にか現地入りしたキノコ仲間ぴよぴよさんから、衝撃のメールが届きます。
おいヤマドリタケじゃねーかwwww
私がここに5回も通った足跡とは何だったのか・・・・
心の中の何かが音を立てて崩れてゆく・・・・・
まさか一見さんにあっさりと先を越されるとはね・・・・・
てゆーかここの初心者はまずショウゲンジから入門しなさいよっ!
聞けば予想外の場所で見つけたらしい。
先を越された悔しさもさることながら、仲間で手分けして調査する大切さを実感しました。
次回はそこへ行ってみるか。
ぴよぴよさんのヤマドリタケは見なかったことにして…二日目に選んだポイントはやや標高を下げた場所。
前回騙されかけたツバフウセンタケもありました。しかしこれはスルー。
このキノコは加熱するとドス黒く変色して目も当てられません。
そして入山すればなんてことない、前日に小踊りして喜んだクロカワが結構あるじゃないですか。
中央に2つ、奥に1つあります。幼菌ですが石と見分けがつきにくいです。
そんなわけで探すのが非常に面白いキノコ。そのゲーム性にハマりそうです。
これもクロカワ。マツタケみたいでカッコイイでしょww
しかしなんなのさ。あるところにはあるもんですな。
終わってみればクロカワ祭りでした。収穫も十分なので、今日は正午で富士たんから離脱します。
ヤマドリタケは先を越されちゃったけど、今回も楽しいガサが出来てよかった…やはり富士たんは俺の嫁。
〆は下界に降りてヤマドリタケモドキ。
見てくれは普通ですが、残念なことに虫食いやら浸水やらで歩留まりは良くありませんでした。
クロカワは噂通りほろ苦く、想像以上に美味かったです。
酒が苦手な私でも、思わず缶ビール開けてしまいました。
上のホイル焼きで醤油+すだちは定番のようですが、私は下のおろしポン酢が好みです。
来週は再び泊まりで探索します。
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