逃してはならぬキノコ
もうずっと針葉樹林だったのを、ここらで広葉樹林へシフトしようと思わせてくれたのが昨日のヌメリスギタケモドキ。
このキノコは絶対に機を逸するわけにはいかない。理由はつるんつるんのぷるんぷるんで本当に美味しいから。
というわけで今回はヌメリスギタケモドキにロックオーーン!のんびり出勤の10時スタート。
ウラジロモミ混合林では懐かしのアカモミタケ。
食欲をそそるオレンジ色だがシカト。だってコイツ食感悪いんだもん。
いろいろな木を見てきたつもりですが、他の木に出てるのを一切見ません。
どうやらウラジロモミにしか出ない一途な奴のようです。
去年わりと夢中になって採ってたのは内緒ww
判別出来るようになったのが地味に嬉しいクリタケ再び。
味は本当にたいしたことないですww
まぁ全体的にキノコ少ないです。林床にはほとんどなく、枯れ木に出る腐生菌も途中まではクリタケぐらい。
ヌメリスギタケモドキあるんかいなと不安になりました。
…と思ってたら第一ヌメリスギタケモドキ発見でホッとしました。この木一本だけで十分な収穫だ!
ところがどっこい虫食いが多くて…例のハサミムシに半分近くやられてました。
第二ヌメリスギタケモドキ発見。
虫食い率は同様。なんか今年のヌメリスギタケモドキは小ぶりです。
まぁ食べやすいかもしれませんけど。
第三、第四とシロを見つけては採取。
あまり連続して出会うことはないので、それなりに歩きまわる必要がありますが、遠くにオレンジ色が見えるたび心が躍ります。
ハサミを使って採取するので、帰宅後の処理は格段に楽なはずです。
このキノコが美しく見えるのは、価値を理解しているからこそです。
去年のガサでは毒キノコと誤認されて打ち捨てられているのを見ました。
怪しげな色も鱗片も、知らない人には確かに毒々しく見えるでしょうね。
ノーマルナラタケの美しい群生もありました。もちろんこれはキープ。
14時の時点でほぼ満足。キノコに費やした時間はたったの4時間ほどですが、昨日の疲れが抜けずスタミナ切れ寸前という情けなさww
とにかく目的が達成できてよかった…
途中タヌキと遭遇したらこの巣穴へ逃げ込みました。
私Sなので煙玉花火でもあれば投げ込んでみたかったwww
いや冗談です。それにしても住み心地のよさそうな巣穴だこと。
「鹿道」がついているのがおわかりいただけるだろうか?
ここはかなり鹿が多いようです。
…と思ったら角つきの頭骨を発見!
鹿の骨は随所で見ますが、角つきは本当に珍しいんじゃないでしょうか。私も初めてです。
これ、持って帰ったら間違いなくカーチャンにも角生えるなwwww
結局持ち帰ったわけだが…
怒られましたwwww
まぁ…迷いはないです。鹿角に魅了された者として至極正しい行動をとったまでです。
そんなことより見て下さいよこの男のロマン。洗浄してみりゃ結構カッコイイじゃないの!
ギャートルズの死神がこんなのに乗ってましたよね?何となく魔除けとして機能しそうな気がします。
でもね、これ妙に小さいの。
角からして満4歳の雄鹿のはずなんですが、もしかして富士山の鹿は小型なんでしょうかね?
晩秋になるとあちこちの樹皮が食われてるので、それほどまでに餌が乏しいのかもしれませんね。
いやいや動物の話に逸れて失礼。キープしたヌメリスギタケモドキは1.7kgにもなりました。
差し当たって使わない分は、さっと茹でて冷凍保存します。
ちなみに左のナラタケは炊き込み用に加熱処理したあと冷凍保存。
当日はキノコおろしうどんで頂きましたが、やはりこのキノコは美味です。
おそらく冷凍保存した分も、あっという間に消費しちゃうと思います。
| 固定リンク
« たけ子の夢も終焉か | トップページ | カニオフ »
「 キノコ」カテゴリの記事
- 無限ブナ林(2023.11.04)
- 間に合うか1,000m帯(2023.10.28)
- Mチャレンジ(2023.10.06)
- 第◯回壁外調査(戦死)(2023.09.30)
- 【鎮魂歌】パンツまで死んだ日【R.I.P】(2023.09.23)