効率の良いテナガエビ捕獲

テナガエビは大きく分けて2種類います。
下流域から汽水域にかけて生息するテナガエビと、テナガエビよりハサミが太く、中流域に生息し流水を好むヒラテテナガエビ(ヤマトテナガエビ)です。
どちらも食味が良く、唐揚げや素揚げで食べるほか、私はウナギ釣りのエサに使っています。

テナガエビの捕獲には、エビ網が絶大な効果を発揮します。
一般的に釣りよる捕獲が知られていますが、これもなかなかの風情で捨てがたいと思います。しかし釣りエサや食用を
目的とし、短時間でまとまった量を確保する必要がある場合はエビ網による捕獲が一番です。特に釣りエサに使う場合は、好みの大きさのものを選んで捕ることができます。テナガエビ釣りの趣を愛好される方にはお薦めできません。

テナガエビは夜行性なので、ライト片手に夜間捕獲します。
昼間は何もいない場所でも夜になれば一変して、たくさんのテナガエビが岩やテトラの上に出てきます。ライトの明かりに敏感で、照らすと隠れようとしますが移動速度はそれほどでもありません。そこを狙い撃ちします。

目視での捕獲なので、濁りが入った川やもともと透明度の低い川ではやりづらくなります。

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ご覧の通り直径10㎝ちょっと(タバコの箱は10㎝)の網ですが、普通のタモ網では絶対に不可能な小回りガサが可能になります。

「小回りガサ」とは・・・
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一般のタモ網では大きすぎて石組みやテトラでは必ず隙間ができてしまい、そこから逃げられます。それどころかよほど平坦でない限り、必ず隙間が生じます。実際そのような条件の場所は岸壁を除いて滅多にありません。
その点エビ網は枠が小さいので、小さなスペースでも隙間ができません。さらに狭い隙間にも網を入れることが出来ます。これが小回りガサたる所以です。

エビ網はテナガエビ捕りのほかに、夏の川遊びや夜の河原歩きでも活躍します。普通のタモ網だと網を近付けただけで魚が逃げてしまいますが、この網はシルエットが小さくて魚が警戒しにくいのです。夏になるとマスクとシュノーケルとエビ網の装備で川遊びしますが、鮎やウグイ、カジカ、ボウズハゼ、ヨシノボリなどを泳ぎながら捕って遊んでいます。よく捕れるので子供も夢中になります。

この網、西日本ではわりとポピュラーな漁具のようです。実際私も、盆休みに家内の実家がある和歌山へ帰省した際、普通にスーパーで売っているのを見つけたのが最初です。比べて関東地方では市場に出回る数が少ないようです。

もし店頭になければ自作するしかありません。漁具コーナーで網の素材が売っていればそれを利用し、枠は針金などで自作してしまえばいいと思います。その際は網の懐を長めにとってやると、理想の網が出来上がると思います。