その他のガサ活動

2022年2月19日 (土)

あけましておめでとうございます夜磯

温暖化温暖化と言われながら今年の冬はやたら寒いやんけ!
てなわけで何をするにもコタツという名のダメ人間製造機にスタックしたままやる気が起きぬ。もうちっと夢中になる目標(獲物)でもあればアレなんだけどな(多分歳のせい)
今年の初ガサはカミキリムシの幼虫にしようと思ったんだけど、べぇくの寒中装備が面倒臭くてやめちゃった(笑)そもそも材割りのカミキリムシなんて春でも出来るやん?そーやって言い訳ばかりの毎週末でしたわ。
例年通りならキャンプ用の薪を集めてまわる「薪ガサ」が楽しい時期なんだけど、ついに消費が供給に追いつかん状態になっちゃいましてww今年はお休みです。ただでさえ家の前に伐採されたサンゴジュという火持ち特級クラスの薪がゴロゴロしとるもんで、薪に関しては超余裕なのです。
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ダメ人間道を絶賛邁進中、ぴよぴよ氏から夜磯のお誘いがあったので行ってきました。行動する理由を頂くのはありがたいこってす。
今年は寒いせいかハバノリの生育状況はまさかの満点レベル。寒い中地道な作業してきました。
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ハバノリ採りながら岩海苔を食ってたんだけど、ま~これが妙に美味いのね。てなわけで後半は岩海苔にシフト。岩海苔ってまともに採るの初めてなんですがね。
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これもまた地味な作業ですが、時間経過で半分乾いた奴はペリペリ剥がしやすいので比較的楽です。
よく地方の磯で地元のおばあちゃんが空き缶とかでガリガリやってるのを見かけるアレですね。
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う~んどれだけ採ればいいのかよくわからんがこんなもんでええやろ。
しかし今日は移動するたびやたら足の裏が痛い。やっぱゴロタ浜って意外とハードだね。
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って両足ともフェルトソールなくなってるぞオイwww
そりゃ痛いわけだよ。いやどこで剥がれたのかまったくわからんかったぞ。
このウェーダーも何年使ったか。もう十分に元は取ったからいいけど、図らずも余計なゴミを置いてきたのはやや罪悪感あり。
今日に限ってゴロタで履き替えたので、帰りは普段履きで帰れるのは不幸中の幸い。まぁそれはよかったんだけどね。
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寒いから無尽蔵にある薪(流木)で焚き火をして、おそらく童心に帰りっぱなしのぴよぴよ氏を待つ。
しかしなかなか戻ってこないな小学生…もう2時過ぎてるぞ?
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あ~やっと合流出来たかくぬやろめ。しばし焚き火にあたりながら談笑タイム。
今日のぴよぴよ氏は箱メガネという新しい玩具+網でカサゴ狙いに特化。さて収穫はどうかな?
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ギンポ3、ショウ(小)ジンガニ1…おっと刺し身で美味いボウシュウボラもか!

え?なに?これはただの貝殻です?

貧果じゃねーかwww

まぁウネリ入ってたし箱メガネデビューにはタフコン。あんたも海苔にしときゃよかったのに。
さて明日は天気良くないしハバノリ干すのは延期か。岩海苔はどうしようか。味噌汁に入れてあとは佃煮ってとこですな。
ちなみにぴよぴよ氏、疲労のあまり天ぷら予定だったギンポを面倒臭くなって塩焼きで食ったそうです。なるほどギンポの塩焼きね。

聞いたことねぇな…

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2021年5月23日 (日)

ハンミョウ撮ったどー!

くっそwww実は今腰痛に悩まされてます!もう一週間も治らねー。いや困ったな。
事の始まりは24日の終業時間。さぁ帰ろうという頃によくある疲労感のような腰痛。長時間中腰になった時などに筋肉が凝り固まった感じの「イテテテ」程度の痛みでした。普通ならすぐ飛んでなくなるんですが、それがひどくなって翌日は休んでしまうほどのレベルに。でも有休もったいなくて休まなかったんだなこれがww
まぁ今まで腰には自信があったし、一時的なものはともかく慢性的な腰痛など縁がなかったもんで「テキトーに動かしてりゃ治るべ」と高をくくっていたら一向に良くなりません。あぁ困った。
そんなわけで駄ブログ書くのも辛くなって一週間前の話を今書いてるというわけですが(日付は当日にしてます)、ちょっと素敵な出来事がありました。
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クロモジを探して直近の林道を探索しとりました。以前にも書いたように我が家ではクロモジ茶にハマり、その補給路を近所で確保しようと開拓していたのです。まぁ結果はご覧の通りで、無事クロモジ場を発見することが出来ました。どうもこの木は標高500mを超えるとちらほら現れる感じ。
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オトシブミの卵が入ったゆりかご(揺籃と言うそうです)なんかも見つけちゃったりして「山歩きの発見は楽しいなぁ」などと軽く感動していたところに…
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ああああ君は何年ぶりだろうか!
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ハンミョウ!!
どうですこのジャポニカ学習帳!何故君はそこまでに美しいのか!
知ってる人は知っていると思いますが、この虫は追いかけるとすぐに飛んじゃうので、至近で撮影するのは無理だと思ってたんですが、慎重に接近して10cmほどの距離までスマホを近付けることに成功しました。おじさんもう嬉しくて嬉しくて…この画像は一生の宝物級です。
特に大きな収穫も望まず、バイクでふらっと出掛けた日曜の午後でしたが、山というのはなかなか手ぶらで帰してくれません。これだから山はやめられないのです。

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2021年2月20日 (土)

薪変態、宝の山に遭遇

しばらく記事書いてないけどまぁいろいろね…
いまいちピンと来ない緊急事態宣言とやらでおおっぴらに動くわけにもいかず、やることと言えば林道パトロールと薪ガサ。
まぁ林道パトロールは春に向けて山菜ポイントの開拓ですが、キャンプに備えての薪ガサは今や手段が目的と化しておりますね完全に。要するに、何かを採って心の隙間を埋めているわけです。
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今日は市内でもあまり行ったことのないエリアをセロ子で探検。
今シーズン手にしていない切りたてまっさらのクヌギ薪を期待して里山を徘徊していると…
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なんと運良くクヌギ伐採現場に遭遇wwwこりゃお願いするっきゃない!
「あの~お仕事中すいません!キャンプが趣味で薪集めしてる者なんですが、これ頂いてもいいアルか?」
「ああ好きなだけ持っていくヨロシ」
よっしゃ!
今シーズン、カシはそこそこ確保に成功したがクヌギは腐り始めしかお目にかかってないからな。
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フフフ…俺のシルキービッグボーイが唸りを上げるぜ!では遠慮なく頂戴します(^q^)ジュルッ
ああぁ~んもうすんげ~ありすぎて無理wwwしかも結構太いしww
ああバッテリー式チェーンソーがほすぃーよー
でも5万以上もするから簡単にゃ買えねーよー
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ヒーヒー言いながら切ってこんだけwwwだってこれ以上載らないもん。
宝の山を目の前にして悔しいけど、今日はこれぐらいにしといたるわ。今日はな。
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この活きの良い(なんじゃそりゃ)クヌギの断面の、なんと上品で美しいことか。カシが薪の王ならクヌギは女王だ。
この千載一遇のチャンス…許可ももらったし、明日は車で来よう(明日も来るんかいっ)ああもちろんさ。
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見て見て!この素直な割れ方!SEXYな色と木目!やっぱクヌギっていいわぁぁ
もう完全に変態だって?ああそうだよ変態だよ!
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んん~楽しい時間がもう終わっちゃった。
小割りはキンダーコング(キンドリングクラッカー)に任せようと思ったけど、生木の弾力で戻されちゃってあまり出番なし。
今日のクヌギで大小2つある薪棚があふれちゃった♥どうしようwww…ってどうしようじゃねーよバカ!
最近この薪棚があるせいで、ポストに薪ストーブ専門店のチラシが入るようになったんだけどすまんのう。ウチはそんなの突っ込む余裕ないから。ただの薪変態だから。

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2021年1月 2日 (土)

昆虫食は世界を救う

あけましておめでとうございます。
駄ブログ書き初めは、来たるべき食糧難から人類を救う「昆虫食」です。
昆虫…それは4億8,000万年前から地球上に出現し、あらゆる環境に進出して究極の進化を遂げている大先輩のみなさんです。
個人的にイチオシするポイントは「ほとんどの種が翅を持ち飛翔する」という高性能ぶりです。
どうですスゴイでしょ。ライト兄弟が飛んだのが100年ちょっと前ですから、昆虫先輩は鼻で笑っちゃいますよね。
そして驚くべきは、我々が普段口にしている食品とは比較にならない栄養価。
どう違うかって?う~んとにかくビタミンとかミネラルとか全然違うのっ!調べるのめんどくせーから前置きはこのへんにします。
では新年早々爽やかなネタでお楽しみください。
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フリーズドライ昆虫ミーーーックス!(From Thailand)
次男が友達からもらってきました。結構高いらしい。いざ開封!
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なんかいろいろ入ってるじゃねーかwww
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バッタ
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コオロギ
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ケラ(えっ!?)

バッタ・コオロギまではわかる。なんとなくわかる。
しかしまさかケラが入ってるとは思ってなかった。こいつはレアな体験じゃないか。
んで食ってみると…こりゃ干しエビだわ干しエビww
まぁ同じ節足動物だしこんなもんか。うんまぁ予想はしてた。
一番美味かったのは、やや脂が乗ってるような味のバッタでした。やっぱ日本古来のイナゴ食は正解だね。
ちなみにバッタはもとより、コオロギもケラもちゃんと空を飛びます。特にケラはモグラのような生活をしているにもかかわらず、夜間は活発に飛び回ります。何度も見たんだから間違いない。
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ご満悦www

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続いて昆虫食第二部。クヌギ薪を拾ってきたので、割るとよく出てくるコイツも食ってみた。カミキリムシの幼虫?
カミキリムシの幼虫は食味に定評があるが、これは仲間内の昆虫変態Aによるとゾウムシである可能性が高いとのこと。
せいぜい2cm~2.5cmしかないのだが、確かにカミキリムシならもっと大きい。小型のカミキリムシなのか、はたまた本当にゾウムシなのか。
まぁどっちも同じ材を食ってるんだし、さほど味に変わりはないだろう。そうであってほしい。
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オリーブオイルでソテーするとびよ~んと伸びて、やべっwwちょっぴり内容物が噴出ww
生焼けはセグロアシナガバチの時に懲りたので、しっかり火を通して食べてみた結果・・・・

うまっwwwww

すんげーナッツ味www

いやクッソ美味いですよ!これはオススメ!(誰にやねん)
まったく雑味のないナッツの味で、もうスゲーとしか言葉が出ないwww
蜂の子はいろんな虫を食って育つからなんとなく抵抗あるけど、コイツは純粋に木を食って育つ。つまりコイツは木で出来ている。シイタケと同じなんだ。そう思えばハードル低くなるでしょ?
今後薪割りをしていてコイツが出てきたら、みんな食ってやるつもりです。
美味しいからぜひみんなも食べてみてね!今年も駄ブログをよろしくぅー!

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2020年3月 8日 (日)

収穫が増えるわかめちゃん

三年の沈黙を破り、あの秘密兵器が始動。


今宵、その戦闘力で港内を蹂躙する。

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開発に0.000013億円の巨額を費やし、MITにも専用ラボが設立されるほど世界を震撼させたガサウエポン。

その名も「収穫が増えるわかめちゃん初号機」

●2017年3月11日・D-DAY。我々はゴロタ浜に集結しようとしていた。目標はそこに発生するワカメであった。だが目標の生育状況は必ずしも予想と一致するものではないため、万一の不漁を想定したHQは予備作戦として比較的生育の早い港内戦を計画していた。港内戦における不利な状況とはすなわち足場の高さであり、国防総省と海兵隊はこの地形的不利を克服可能な新兵器の開発をDARPAに要求。DARPAは短期間でこの新兵器の開発に成功し「収穫が増えるわかめちゃん」のコードネームでゴロタ浜作戦失敗時の切り札として極秘に配備された。しかし開戦して間もなく、ゴロタではCQC(ナイフで刈り取る近接格闘戦)により多大な戦果をあげたため予備作戦に至らず、収穫が増えるわかめちゃん初号機の実戦投入は見送られ、その後長期に渡りDARPA兵器廠に保管されたままとなっていた。まぁ要はだな、これで堤防からワカメを引っ掛けて、ぐるぐるねじねじすりゃ採れるんじゃね?ってことだ。

「ソルジャース!イッツァグッデーイトゥダーイ!」(おまいら!今日は死に日和だ!)
「オーケーレッツドゥーイッ!!」
(やってやろうぜ!!)
「サーイエッサーー!!」

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「たた隊長!!思うように巻けません!!」
「いいか!訓練通りにやれ!根元だ!根元をよく狙うんだ!茎ワカメの茎のとこだぞ!?お前なら出来る!!」
「イエッサーー!!」

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「メディーーーック!!メディーーーーック!!!」
「大丈夫か!!なんてこった…腕がこんな形に…!」
「なぁ…俺は…死ぬのか?」
「何言ってるんだしっかりしろ!お前は死なない!」
「頼みがあるんだ…国に帰ったら…家族に伝えてほしい……愛してると」
「馬鹿野郎!こんなのかすり傷さ!指で曲げりゃすぐ治る!心配するな!」
「帰りたかったな…故郷に……」
「ああ帰れるさ!一緒に国に帰ろう!おいエディー!?エディィィーーーーー!!!」

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「やったぞ!ジョシュアがついにやったぞー!!」
「隊長!やりました!ついに根元からやりましたよ!!」
「よーしよくやった!!お前、今日から伍長をやれ!」
「サーイエッサーー!!」

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「よーしもういいだろう!」
「巻き方やめーーーー!!巻き方やめーーーー!!」
「やってやったぜ!!」
「見ろよこの収穫!!俺たちは勝ったんだ!!」

まぁなんだ、思ったよりバカスカ採れないなwww
V字アームの強度が足りないのは要改良だが、根元に絡めても予想以上に滑って地道な作業になってしまった。
あと絡めて引っ張った時にちぎれる場合が多く、もう一度引っ掛けて回収する手間も多々あった。
でもまぁ港内はアクセスも楽だし、装備もスニーカーで十分だし、ワカメも岸壁にいっぱい生えてるし、確実性はなくともゲーム感覚で楽しめるんでないかい?
てなわけで収穫が増えるわかめちゃん、デビュー戦はまずまずの成功でございましたが、正直これ高枝切り鋏でよくね?(おいwww)

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終わった頃にちよさん登場。収穫が増えるワカメちゃんを借りてプレイ中。

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2020年1月19日 (日)

おじさんは山へ柴刈りに

早速「薪ガサ」に出掛けました。
と言っても、パカーンと割られて市販されているような薪など作れないので、適度な径の丸太ん棒を集める作業となります。
本当は「パカーン」状がカッコイイんだけどね(^^;)
でも丸太は丸太なりのメリットがあります。それは燃えにくい分火持ちがいいのと、熾火が強力になるということ。

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まずは山奥のミヤマクワガタポイントで、市販の薪二束分相当のクヌギ・カシ・イヌシデを確保し帰宅。あっという間ですわ。
そりゃそうだ。バイクで突入したから土嚢二つ分しか積めないんだもん。
次いで自宅周辺。自治会から「切っとくからテキトーになんとかしといてくれ」と言われてた常緑樹(多分サンゴジュ)と、一昨年台風で折れて解体されたケヤキにロックオン。

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「なんとかしといてくれ」と言われてもねぇ…
当時はなんともしようがないので放置プレーを決め込んでたけど、ここへ来てまさかの需要が発生するとは夢にも思わなかった。はい言われた通りなんとかしてますよ。
サンゴジュは剪定から一年近く経過しており、カラッカラじゃないけどなんとか燃えてくれそう。それどころか密度が非常に高く、いかにも火持ちがよさそうで否が応でも期待しちゃう。
ケヤキは写真のように無理やり積んでピストン輸送。ケヤキは高ランクの薪になると知ってちょっと嬉しい。

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実家に預けていたチェーンソーをこの日のために回収してきました。めっちゃ楽だなこれwww
薪の種類や扱いについてネットで調べていると、結構「薪オタク」がいて面白かったりします。
大抵は薪ストーブのマニアなんだけど、とにかく参考になるし何事も掘り下げれば奥深いもんですわ。
今回、メインとなった薪ポイントがほとんど自宅周辺でまかなえたのは嬉しい誤算でした。山が近いって素晴らしいです。

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会社の廃材で作った薪ラックにストックしてニヤニヤ。だが一杯になるまでは満足しない(笑)
丸太状だから乾燥は期待できないかもしれないけど、まぁ多少蒸気吹いてもキャンプで使えりゃいいのよ。
バイクで持って行くのは近場のキャンプ場でも結構キツイかな。やはり車で行く時だなこりゃ。
山は本当に燃料の宝庫。ご近所薪でさえほんの序の口ですからね。また時間があればガサってきます。

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2017年3月11日 (土)

秘密兵器まで用意したのに…

ブログも毎年同じ内容だし、歳のせいか腰は重くなる一方だし、もう執筆もやめちゃおうかな…
なんて魔が差す時がある今日この頃ですが、とりあえず春先の風物詩であるワカメを採りに出掛けました。

去年はまったくの不漁だったワカメ。
先々週の夜磯でも見かけず、結局ハバノリ採りに終始した(ブログ不掲載)ので、これはいよいよ対策を練らねばなるまい。
というわけで私が目を付けたのは堤防のワカメ。時間帯を選ばず装備も簡素でライバルもほぼ不在。これぞ私が提唱する「ニッチガサ」ではなかろうか。
問題は手の届かない岸壁のワカメをどうやって採るかということ。それに対する私の回答がこれだ。

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紹介しよう。
名付けて「収穫がふえるわかめちゃん初号機」 (画像右)

左の高高度収穫決戦兵器「明美ちゃん2号」をベースに、パワーベクトルを反転させることで確実にターゲットをホールドし、驚異のスピニングフォースでもぎ取る。
製作開発費に0.000013億円という巨額を投じ、現在NASAでも制式採用が検討されているクールジャパンテクノロジーの権化である。
まぁ要はだな、これをタモの柄に装着して堤防のワカメを引っ掛けて、ぐるぐるねじって引っ張れば採れるんじゃね?というわけだ。
だが今回はひとまずこれを保険とし、まずは浜へ出撃する。もし浜で不漁だったら近くの港へ移動し、これでヒャッハーしてやろうという二段構えなのである。

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先々週の不毛磯は敬遠し、今回は波静かなゴロタへ突入する。
現場にはすでに戦場の狼達が集結していた(いやただの海藻採りですけど)
まだソコリまで時間はあるが、とりあえずターゲット有無の確認をしてみる。


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ワッサワサやないか~いwwww


いやぜんぜん違うし!
前回の磯とは別物の密度と生育度。もしかしてワカメって波静かなほうがいいの?いやもしかしてそれって常識なの?ww

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ちょっと期を逸した感のある生育度。すでに小型の雌株を持つワカメもある。うんもうちょっとこう、葉っぱにシワシワがないほうがよかったなぁ
とりあえず去年の鬱憤を晴らすかのように刈りまくったわけですが、ちょいと採りすぎてしまいました。

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ソコリの時間に狩猟の達人T君が登場。まったくの偶然ですが、久しぶりな上に髪切ったせいで話しかけられても気付かんかったwwスマンwww
なおどこぞのアホな私と違い、必要十分な量だけ採取して撤収した模様。若いのに人間が出来ているww

帰宅後に試食すると、やはりシワシワ部分の食感がよろしくない。
いや肉厚で歯応えもよく十分食用に値するのですが、舌への感触がイマイチで、しゃぶしゃぶでいくらでもイケる!というあの感覚がない。残念ですがまぁこれも勉強になりました。
地元磯のワカメが成長する前に東京湾岸のワカメが出回るのを毎年不思議に思っていましたが、波に洗われる場所は成長が遅い(もしくは発生が遅い)のではないかと勘ぐってしまう今回のガサ。それにしても「収穫がふえるわかめちゃん初号機」とは何だったのか…その真価を発揮するのは、どうやら来年へ持ち越しとなってしまったようです。

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2017年1月28日 (土)

正月チラ裏~初夜磯

【チラ裏】まずは帰省時の画像貼っていきます【冬眠】

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絶対に外せない横綱ラーメン(伊勢湾岸道刈谷SA)

新東名延伸で伊勢湾岸道が直通になってから初めての帰省。
長男がまだ幼い頃のルートは、東名→名古屋高速→東名阪→伊勢道→一般道(勢和多気~那智勝浦)の10時間コース。
当時南紀は、その所要時間から「日本で最も遠い地域」とされていたのだ。
それがどうだろう。現在のルートは、東名→新東名→伊勢湾岸道→東名阪→伊勢道→紀勢道→熊野尾鷲道路→一般道(熊野~那智勝浦)
休憩時間を除くと、なんと7時間で到達してしまったのだwww
今や南紀は遠くない!日本国民は気軽に南紀へ行こう!
古来より交通の便が悪かったのが幸いし、手垢が付きまくった好アクセスの観光地では味わえない辺境感があなたを待ってます。
おおまかなイメージは巨大な伊豆半島。だが伊豆よりも風光明媚な海岸線と、点在する世界遺産や温泉が大きな魅力。ちょっと山に入ればとんでもなく秘境ですから「ああ、遠くに来たなオレ…」感がひしひしと味わえます。
なお宿泊は南紀最大の観光地である那智勝浦以外ありえませんので是非よろしく!(笑)

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とかく嫁の実家で過ごす正月は暇なもの。地元の友人に「カメノテならここがええで!」とか言われて行ってみたら素晴らしい景色ではありませんのwww
だがカメノテ1匹もおらんwwww
まんまとガセ情報握らされたわけだが、さてこれからどーしましょ。

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というわけでそのまま橋杭岩まで来てもーた。
ここも結構有名なスポットで、隣接する道の駅は常に満車状態。
このままランボー怒りの潮岬に突入じゃ!

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本州最南端の地・潮岬。有名な灯台が見えますね。
どう有名なのかは知らないけど有名なんです!だって本州最南端の地ですから、そんじょそこらの灯台とは格が違いますよね。
え?なに?入場料+駐車料取られるの?

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灯台は華麗にスルーして無料駐車場周辺を散策。別に灯台マニアでもないし料金払ってまで見る気が起きなかったのである。
しかしバイクでないのが本当に悔やまれる。こういう道を車で来ても楽しさ半減かそれ以上の損失。羨ましいぞ関西のライダー!

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おっとこんなものが!
かの有名なエルトゥールル号の資料館ではないか!
こんなところにこんなものがあるとは、まさに灯台下暗し(かなり強引)
中を見ているうちにエルトゥールル号遭難の記念碑に行きたい気持ちが沸々と湧いてきた。

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というわけで記念碑のある隣の大島へ渡る。
昔は橋がなく船で往来していたため「ここは串本 向かいは大島 仲をとりもつ巡航船」という串本節の一節はあまりにも有名である(※南紀では)
ちなみに大島側でループ橋になっているのが特徴。ちょっとカッコイイ。だが写真撮るの忘れた。

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記念碑は島の最奥にあるようだ

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判りづらいがここは先ほどの橋杭岩のほぼ対岸に位置する

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お目当ての記念碑は立派なものでした。
日土友情の証。ここがあの有名なエピソードの現場です(正確に言うと現場付近の丘の上ですが)
まさかエルトゥールル号の話を知らない人いませんよね?
まぁざっくり言うとですね、1890年にトルコ(当時はオスマン帝国)の軍艦が親善の目的で東京(横浜)に来た帰り道、ここで台風に遭い座礁沈没してしまったのを、この大島の漁民たちが懸命に救助したというお話です。その当時大島の漁民は極めて少数だったにもかかわらず、献身的に生存者を救護し、これがトルコ国民に大きな感銘を与え、トルコは世界有数の親日国になります。のちに湾岸戦争での日本人救出という美談につながるのですが、詳しくは下のリンクで読んでね(^^)
エルトゥールル号遭難事件
69名救出という美談の一方で、587名が死亡または行方不明という悲劇はなんともやるせないです。
日本国のしがない凡人ですが、亡くなった乗組員に心から哀悼の意を捧げてきました。

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記念碑のさらに奥へ進むと樫野崎灯台があります

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日本初の石造り灯台、つまり西洋式の灯台だそうです。
官舎(管理棟)はエゲレス人の設計だとか。


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この灯台もこのプレートもほぼ150年前のものですよww
歴史に詳しいほうではありませんが、幕末から近代は様々な記録がより克明に残っていることが多いので、かなり面白いですよね(^^)



さて潮岬ぼっちドライブを終えて、実家至近の磯に行くと…

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ボッコボコに生えてるんですがwww

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やはり波しぶきが当たるような磯じゃないと生えてない模様。
最初に行ったポイントはやや内湾性で、常時穏やかな磯なのが敗因だったようです。
カメノテも美味いとは言えさすがに飽きてきたので、お一人様分のみ採取。
嫁に「潮岬へは二人で行きたかったな」と告げると「遠足やらなんやらで散々行ったからもういい」などと抜かしやがりました。
まぁそりゃそうだろう(笑)



最後に先日地元で夜磯った話。

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今回は小学生以来となる長男も参加し、次男坊カニ男と合わせて初めて二人の子連れでガサってきました。またガサ隊員ぴよぴよさんも現地で合流。
目当てはハバノリ。暖冬で不作だった去年とは違い、今年は順調なようです。
よかったよかった(^^)

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夜磯ではやや珍しいボウシュウボラの型モノを捕獲。
たまたま引き潮に取り残されたんでしょう。普通は潮間帯より下の沖目にいます。
個人的には刺し身が美味ですが、肝にフグ毒を持っているとか。まぁ肝さえしっかり取りゃまず問題ありません。

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ハバノリは量が量なので、今回は網戸を使って天日干しします。
干すとウソのように縮むので、ここぞとばかり鬼毟りしてきました(笑)

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遠火で炙って揉むと、ほぼ大瓶一本分ぐらいになりました。これぐらいあればわりと長期間楽しめます。
以前は興味を示さなかった大学生の長男にも、ついにこの味がバレてしまったようでライバルが増えてしまいました(笑)

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ボウシュウボラは型モノとはいえ、ほとんど貝殻の重さで歩留まりが悪いww
あまりに貝殻が立派なので村●とおるの笛でも作ってやろうかと魔が差しましたが、やっぱり中身をきれいに取り出すのが面倒臭いww
結局中身を取り出すのに叩き割っちゃいましたが、こんなことなら次は現地で割って身だけ持ち帰るようにしようと反省。また採れればの話ですが。

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子供たちが捕ったショウジンガニは味噌汁に。
どうしようまた鉄腕ダッシュのオファーが来たら(こねーよ)

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オイwwww関係ない奴まで捕ってくるな!wwww



というわけで今年も長文駄文は健在であります。

早く春にならないかな…

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2016年11月12日 (土)

たまにはタンパク質摂(獲)らなきゃ

植物やキノコばっかりじゃダメ。
たまには動物も追いかけないと。


美味しい動物って何だ?
そうだこの時期肝パンのカワハギがあるじゃないか!

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というわけで先週、かつて通いまくった東伊豆の地磯に10年ぶりの降臨したら、ノースピローさん(キタマクラ)にボコられた。
とにかく奴らったらブッチブチにハリス切りまくって仕掛けをどんどん消耗させるのです。
よく考えたらまだ水温の高い秋磯ではないか。なんか目先の欲望に眩んで冷静さを失っていた気がする。
泣きぬれてふと傍らに目をやると、地元ではなかなかお目にかかれない良型カメノテがあるじゃん。
ミミズだってオケラだってカメノテだって、みんなみんな動物なんだ。
「来週のターゲットは君に決めた!」(来週かよっ)

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伊東港にて休憩の図

だって引剥がしの道具持ってなかったんだもんww
今週は地磯回るつもりで機動性に優れるセロ子で来ますた。
幸運にもツーリング兼ねて出かけるには絶好の小春日和。
先週持ち合わせてなかったマイナスドライバーを携えて…(普通そんなもん持ってません)

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本題から外れますが、先日セロー純正オプションのPRUNUSマフラーを装着しました。
新品同様の中古を15,000円という破格で入手。定価だと40,000円します。
特筆すべきは純正マフラーよりはるかに軽量な点。音は静かですが低音が強調されて気に入りました。
パワーは体感で1割増しってとこでしょうか。

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波高いwwww
カメノテがあるのはこういう場所。しかも良型が付いているのは大波一発でもろ被りするデンジャーゾーン。上の写真で言うとテカテカ光ってる岩のあたりですな。
ええもちろん被りましたとも。
しかも靴はただのトレッキングシューズだし。

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♫RIDE INTO THE DANGER ZONE(byケニー・ロギンス)
波打ち際へのヒット&アウェイ戦法を反復し、少しずつゲットするも…んん~やっぱりキツイwww
くそっ!ウエーダーがあればwww

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もうダメポwww
目標のバケツ一杯に遠く及ばぬこの収穫(^^;)ナメきってた軽装が仇になりました。
ただのトレッキングシューズじゃ滑って危険が危なすぎるwwてゆーか大波来た時滑ってまともに逃げられないwww
他の磯も回る予定でしたが、きっと同じ状況かと思うとヘタレちゃったのでありました。

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帰宅して3分ほど塩茹でにします

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んまいwwwwww

以前にも書きましたが、貝柱とカニの中間的な味わいがたまりません。
見た目はアレですが食うとまた採りたく…もとい動物だから獲りたくなります。
やはり冬型の気圧配置が安定し、東伊豆のざわつきが収まった頃に行くのが吉でしょうか。

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今回のもう一つの目当てだったわさび漬け。
伊東のマリンタウンで売ってるんですが、そのへんのスーパーで売ってる物とはまるで別次元のクオリティーで、わさび好きに超オススメ!
1パック100gで400円です。みんなで買って盛り上げよう!でも値上げしたらヌッ殺すよ!

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2016年10月16日 (日)

楽しかった、オフ会!(楽しかった、オフ会!)

今年のキノコもそろそろ終了。
これ以降山で遊ぶなら、ムキタケ求めて晩秋のブナ林に突入か、あるいは自然薯掘りに初挑戦するか、現時点で思いつくのはその程度。選択肢も徐々に限られてきました。
今シーズンの総括として、やはり悔やまれるのはマツタケに巡り会えなかったことでしょうな。
豊作であった昨シーズンからマツタケ原理主義にならぬよう自戒したつもりですが、やはりこのキノコは特別であり、人の心を狂わせる魔のキノコでした。もう幾度もこのキノコに行動指針を狂わされているような気がします。
一方ツガタケの大漁やコウタケの分布が明らかになるなど、来シーズンへ繋がる新発見もあり、新たな高みへステップアップするきっかけを掴んだシーズンでもありました。このへんは明るい材料ですな。
来年は順当なる気候に恵まれますように…

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チャナメツムタケの美しい個体(9月29日 富士山北斜面にて)






ところでオフ会やったんだぜ

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もはや駄ブログ主催とかそんなの関係ないですww
海山川大好き獲物大好きな連中がテキトーに集まってテキトーに食材持ち寄って熱く語り合う夜は至福のひととき。
参加者は亀将軍、ちよさん、あんず坊さん+ご子息2名、ブタさん、黒い箱さん、そして私+次男坊カニ男という9名の精鋭(どんなんや)が集結。

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メッキやハゼ釣ったりズガニ捕ったり、一方では海に突入するグループがいたりの各自思い思いにガサを楽しみました(自分勝手とも言うwww)
なんせ皆さんそれぞれが何らかのエキスパートであるが故、各々得意分野でガサっては夜に結果報告という基本形です。
まぁ夜はかなり冷え込みましたが日中は大変好天に恵まれ、東京都心では実に2ヶ月ぶりに好天の週末だったそうです。
これもひとえに普段私のおこないが良かったおかげだね。うん。つーかむしろ暑かった。かなり日焼けしたし。

歳取ると徐々に死生観など意識し始めます。なに?私だけ?いやそんなのどーでもいいんです。とにかく満足に…いやそこそこに身体が動くのなんてあと15年ほどでしょう。
たった15年ですよ。たったの。ですから残り少ない人生において、このような楽しい想い出を刻んでくれた皆さんに深く感謝したい気持ちでいっぱいなのであります。
年齢も住処もバラバラであるアカの他人同士が、ネットと趣味を介して一つになれるってーのは実に素晴らしいことです。我が人生に一片の悔いなーし!



またやりますけどねwww
あ~~~~楽しかった!!

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